愛媛県今治市内の池では、県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているサギソウの花が見頃を迎えています。

白鷺が羽を広げて飛んでいるように見えることからその名がついたと言われるサギソウ。日当たりのよい湿地に自生するラン科の多年草で、県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されています。

サギソウが育つ湿地の環境を守ろうと、今治市孫兵衛作の蛇越池では、地域の住民や環境保護団体が草刈りなどを続けていて、その甲斐あって今年も純白の花を咲かせました。

蛇越池とその周辺には、サギソウの他にも黄色い可憐な花が特徴のゴマクサなど湿地の貴重な植物が多く自生していて、今治市は、貴重な植物や環境を守るため湿地に立ち入らないよう呼びかけています。