駅やイベントなどで女性用トイレに長い行列ができる問題について、国土交通省が改善に向けた有識者会議を開催しました。
政府は6月に決定した骨太の方針で、女性用トイレについて「利用環境の改善に向けて対策を推進する」としていました。
これを受けきょう、国土交通省で有識者会議が開かれ、事業者からトイレの設置数の考え方などについて発表がありました。
有識者会議では今後、▼駅やデパートで行列の改善対策を行っている事例を共有するほか、▼便器の数の男女比の基準などを見直して、ガイドラインとしてとりまとめる方針です。
なぜ女性用のトイレに行列ができるのか。専門家はスマートフォンの普及や、洋式トイレの広がりなどを指摘します。
日本トイレ協会 小林純子 名誉会長
「トイレがゆっくりする場所になっていますし、それ自体は悪いことじゃないと思っていますけれども、スマホをされてちょっとゆっくりしたり、和式から洋式化になると椅子みたいなゆっくり感がありますので、多少の占有時間の拡大はあると思います」
そのうえで、行列問題解決に向けて国が動き出したことに期待感を示しました。
日本トイレ協会 小林純子 名誉会長
「国が姿勢を見せてくださったということは、本当に嬉しいことだなと思ってます。私の力だけではどうしようもないっていうところを少しずつ崩していくっていう皆さんの機運が出てくるっていうのが、すごくいいことかなと思ってます。みんなが意識するという大きな波になることは事実だと思います。それが私一番大事だと思ってます。10年後にまた同じように『女性ばっかり待っているのよ』っていうような、発言が出てこないような世界になるといいと思います。それこそが、今よく言われてる男女平等に繋がっていくのではないかなと思います」
ただ、国土交通省が事業者を対象に行った調査では、▼建物の構造によってはトイレのスペースを広げるのが難しいこと、▼資材費の高騰で、改修費用や維持管理の費用が増えてしまうことが課題としてあげられています。
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