日本海の冬の味覚、ズワイガニ漁が6日解禁されました。去年1月の能登半島地震で被災した石川県輪島市の輪島港でも次々とカニが水揚げされ、港が活気にあふれました。

輪島港は能登半島地震で海底がおよそ2メートル隆起し、去年のズワイガニ漁解禁に合わせて仮復旧が完了しました。今年は輪島港から地震前とほぼ同じ水準の34隻の漁船が出漁し、6日午前10時ごろから次々と船が帰港しました。去年に続いて地震後に作られた仮桟橋を使って水揚げ作業が行われ、漁師たちがカニの選別や箱詰めに追われていました。

漁師によりますと、初日のズワイガニは例年と比べて小ぶりなものの、十分な水揚げができたということです。
水産研究・教育機構によりますと、日本海のズワイガニの資源量は順調に回復していて、漁業関係者は価格安定につながると期待しています。
石川県で水揚げされたオスは「加能ガニ」のブランドで販売され、6日夜の競りでつく初値や、厳格な基準を満たしたトップクラスの「輝」が認定されるかも注目されます。
ズワイガニ漁はオスが来年3月20日まで、メスが12月末まで続きます。














