来年の春、60年ぶりに県内で開催される全国植樹祭を前に、催しをPRする路面電車が登場し、15日から運行が始まりました。

「全国植樹祭」は、天皇皇后両陛下が出席し、県内では60年ぶりに開催される予定です。これを前に15日、「全国植樹祭」をPRする電車が公開されました。

先頭にはヘッドマークが取り付けられていて、車体の側面にも開催を知らせる表示が施されています。

また車内には、公募により集まった森林にまつわるメッセージがデザインされた木のつり革や、植樹について学ぶことのできるポスターも掲示されます。

愛媛県松山市駅で行われた出発式では、関係者がテープカットで運行開始を祝いました。

挨拶に立った中村知事は、発生から23日目となった14日、ようやく鎮火が宣言された今治の山林火災について触れました。

(中村知事)
「植樹は大変ですけど、消失はあっという間だということを改めて知らしめられた思いがいたしております」

その上で、植樹祭に向けて機運を盛り上げてもらいたいと述べました。この電車は、来年の春まで運行される予定です。