顧客の口座から金を引き出すなどして、窃盗と詐欺の罪に問われている愛媛銀行の元パート従業員の女に対し、松山地裁宇和島支部が懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、愛媛銀行吉田支店の元パート従業員・和田美津保被告(53)です。
判決によりますと、和田被告は2018年7月から5年4か月にわたり、不正に入手した払戻証書や預かったキャッシュカードで合わせて9人の口座から1900万円余りを引き出したということです。
松山地裁宇和島支部の大山洸来裁判官は「教育費めあての動機に酌量の余地はなく結果も重大」と指摘した一方、弁済を約束するなど反省しているとして、懲役4年6か月の求刑に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。