松山駅周辺 どう変わる?

では、松山駅周辺は今後どう変わっていくのか。まず、新しく設けられた西口前はまだ更地が広がっていますが、タクシー乗り場や一般車の送迎スペースなどが検討されています。

また、西口の南側(JRの車両基地跡)について、松山市が多目的アリーナと小規模なホールを併設した施設の整備を発表しました。まだ具体的な青写真は描かれていません。

続いて駅の東側です。こちらは路面電車やバス、タクシーなどの公共交通の乗り場が設けられます。松山市は、集約型の公共交通ターミナル=「バスタ」の整備を打ち出していますが、愛媛県が採算性に懸念を示すなど、先行きは不透明です。このほかホテルや商業施設、交流広場なども整備される予定です。

また、伊予鉄道の路面電車の電停は、現在、地下道を通ってJRとの乗り換えをしないといけませんが、約60m西に移動させ、乗り換えがスムーズにできるようになります。また、駅の西側、フライブルク通り付近まで路面電車が延伸する計画です。
駅周辺の再開発については具体的な計画が決まっていないエリアが多く、県都の玄関口が今後どう変わっていくのか注目されます。