子どもの夏風邪のイメージが強い「手足口病」が、この時期になって県内で流行しています。

もし感染した場合はどう対処すればよいのか、小児科医に聞きました。

愛媛県松山市内にある小児科。ここ最近、季節外れの感染症が増えていると言います。そう、手足口病です。

発熱のほか、手・足・口に赤い水ぶくれができる夏風邪のイメージが強い感染症の1つですが、秋口に入った今、流行し始めました。

今月8日までの一週間に、県内の定点医療機関報告された感染者の数は1か所あたり11.03人と、2週前の3.51人から3倍以上に増加しました。

(平井こどもクリニック・平井伸幸院長)
「コロナ禍以降、いろいろな感染症の季節感が無くなってきている」
「コロナ期間中に感染症があまり流行らなかったので、小さい子どもが免疫を持っていない状態」

こちらでも、17日午前だけで10人ほどが手足口病と診断されました。

(子どもが手足口病と診断)
「熱は16日8度5分くらいまで上がって、ご飯も食べられなくなって、やっぱりちょっと心配になる」

有効な治療法は無い一方、症状は軽いため感染した場合は熱を下げたり口内炎の痛みを取り除いたりする対症療法となりますが、注意が必要な点もあると言います。

(平井こどもクリニック・平井伸幸院長)
「口内炎がひどくなって痛くて食べられない状態になるのが一番困る。痛い間は栄養バランスは数日はさておいて、食べられるもの、好きなもの、何でもいいので食べさせてあげてほしい」

接触感染を防ぐため、基本的な対策は、こまめな手洗いに加えタオルの供用を避けることなどが挙げられます。小さな子どもですと、おむつ交換もあるため、手洗いは大切です。

また、感染した場合ですが、症状は軽いケースが多く、確実な感染拡大防止も難しいので、発熱などがなく、子どもが元気であれば登園・登校していいとされています。

一方、口内炎がひどく、痛くて食べられないと、カロリー不足や脱水となるおそれがあります。アイスやゼリーなど、食べやすいものが良さそうです。

また、発熱が2日以上続く場合は、髄膜炎や脳炎など合併症を引き起こしているおそれがあります。

子どもの体調変化に気を配りながら、熱が引かなければ早めに医療機関を受診してください。