「ためらわずに『189』を」課題も
18歳未満の未成年者を保護する法律に、児童福祉法がある。生活に関わる広い範囲を対象としていて、性的被害を含む虐待防止など、家庭環境にも踏み込んだ内容が規定されている。
児童相談所の担当者は、児童虐待の疑われるケースが見受けられた場合には、例えば警察の110番や消防の119番のように、ためらわず「189」に通報をするよう呼び掛けている。
一方、その現場では「児童福祉司」などの専門知識を持ち合わせる職員が不足していて、対応が追い付かないといった課題もあるという。