※この記事には性被害に関する記述がありますので、読まれる際はご注意ください
「これまでに7回くらい性交渉をした。恋愛感情はなかった」
実の娘に対して性行為を繰り返したとして、不同意性交の罪に問われた父親の裁判。
被害者となった娘が妊娠していることに気付いたのは、一緒に入浴していた母親で、その相手を知ったときの心境について「目の前が真っ暗になった」と証言した。
そして犯行理由について問われた父親は「被害者からの『アプローチ』を受け、してはいけないと思いつつ『アプローチ』されて、自分の性欲と、徐々に罪悪感が薄れ、回数を重ねていってしまった」と証言した。
裁判の中で認定された事実、そこから見えてくる「家庭内」という閉鎖された環境で行われる行為の根深さ。専門家の意見などを交えながら、再発防止についても考える。
(前編・中編・後編のうち中編)