愛媛県四国中央市のスターバックスコーヒーで男性が射殺された事件で、逃亡した暴力団幹部をかくまった罪に問われている男に対し、松山地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは岡山市の会社員、土井竜司被告59歳です。

判決などによりますと土井被告は、暴力団幹部の前谷祐一郎被告が、四国中央市のスターバックスコーヒーで男性を射殺後、逃走していると知りながら今年1月下旬から3月5日まで岡山県倉敷市の民家にかくまったということです。

松山地裁で開かれたきょうの判決公判で渡邉一昭裁判官は「重大事件の犯人を1か月以上かくまった悪質な犯行で自ら潜伏先を用意し食事を差し入れるなどかくまう行為を積極的に続けた」と指摘しました。

その一方、「二度とこのような違法行為をしないと誓っている」などとして、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。