老舗の味を引き継ぎたい-

その後、高広さんはずっと「たつの味を引き継ぎたい」と考えていました。一方、妻の恵子さんは、子どもの頃から手伝いが嫌だったと振り返り「絶対に店は開かない」と決めていたといいます。
高広さんは、新居浜市と西条市にある空手道「福田道場」の師範で、過去には日本代表として世界大会にも出場した経験があり、今も現役で活躍する空手家。
飲食業の大変さを知っている恵子さんの母も「商売は二足の草鞋を履くほど簡単なものじゃない」と、店を開くことには反対していました。
しかし、最後は高広さんの熱意が勝り「道」のオープンへとつながりました。
恵子さんの母
「ほんとは余生楽しもうと思ってたんだけど、もうひと踏ん張り頑張って教えていこうかなと」