過熱する『子持ち様』論争・子育ては罰ゲームか
小さい子どもを持つ親を揶揄(やゆ)する言葉『子持ち様』をご存じだろうか。
とあるインターネット上の掲示板で話題になった言葉で、『子ども』が理由で会社を急に休んだり、仕事を抜けないといけなくなった場合、そういった人を『子持ち様』と呼ぶのだそう。
確かに、今のご時世『子ども』が理由で会社を休んだり仕事を抜けるのなら、それをはばんだり、咎めるのは難しいと思われる。
一方、『子持ち様』側にとっても、『子ども』が理由であったとしても、当たり前に会社を休んだり、仕事を抜けたりするのではなく、それを支えてくれる人への感謝の気持ちを持つことも大切だろう。
ただ、『子持ち様』を支える人にとっては、『子持ち様』が根本の原因なのだからと、どうしても矛先が『子持ち様』へ向きやすのは“仕方ない"のだろうか。
企業でも、育児休業を取得する社員をサポートする社員に向け、手当を給付したり、子育てを支援する制度をつくったりと様々な手立てを講じているが、そもそもこの問題は「人手不足」に起因することから、根本的な解決には至っていないのが現状だ。