世代間でも対立『子持ち様』vs『子育て終了世代様』
そして、この対立は『子持ち様』vs『子無し様』だけではない。
人間、仕事にせよ、学校にせよ、部活動にせよ、自分がやられたことをそのまま相手にしてしまいがちだ。また、自分がやっていたことが“あたり前”で、それをそのまま相手に求めていないだろうか。
子育ても同じだ。
「自分たちがこれだけ苦労して子育てしたのだから、若い人も苦労するべき」
「自分たちの頃はお金(児童手当)もらえなかった。若い人は楽し過ぎ」
といった意見を、当たり前のように耳にする。
一般論として、それぞれの年代、世代で苦労があるものだが、自分たちより楽をする“ように見える”のが許せない、といった意見が『子育て終了世代』で存在するのもまた事実。
そして、今の『子育て政策』を決める日本の政治家のほとんどは『子育て終了世代』だ。
もっと言えば、人口比率的にも『子育て終了世代』の方が今の『子持ち様』よりも圧倒的に多いのだから、予算についても『子育て終了世代』に向けて割かれるのは「仕方ないこと」なのだろう。