「電磁波攻撃被害」を証明するために…

また、法廷で頑なに拒否をした謝罪についても、あらためてその意思を確認した。

Q:謝罪の言葉を拒否されていたが、その気持ちに変わりはないか?
A:公判の時、最初から拒否した訳ではなく、全面謝罪ではないが一言と思っていたが、よく考えると、ここで謝罪して後で2枚舌使いよるじゃないか!と言われるのは嫌で、今この場ではやめておこうと思います。と言うと、検察は「それで良いのですか?」と何度も詰めるので、悩んだ末、「今ここで謝罪するのは拒否します」と言いました。じゃないと、色んな説明できません。その中には、感情を逆なでする様なこともあるかも。しかし事実なら仕方ないと考えます。(手紙より)

Q:亡くなったお三方とご遺族に対して、何か言いたいことはないか?
A:もし私が逆の立場なら、毎日、体中の血が出るほど、かきむしり、怒り狂っているでしょう。遺族も来ていましたが、同じ様な気持ちでしょう。本当は私も、心の中では……………と思いもあります。(手紙より)

河野被告と岩田健一さんの間には、長年にわたり様々な確執があったのだという。

だからと言って殺してよい訳ではありませんが、今でも私は被害を受けていて、集団があり、その中に健一が居たと確信しており、それを証明するために控訴します。これ以上のことは、控訴審で主張する(手紙より)

そして、手紙の最後には、次のような言葉があった。

どこのマスコミも、争点は責任能力とあるが、私は電磁波攻撃の被害が事実か妄想か、これが争点なのです。
あなたは、私の言う事、どこまで信じてもらっているのでしょう?
(手紙より)

記者はその後、河野被告と直接話すために面会した。