東日本大震災の教訓や防災を次の世代に伝える高校生の取り組みです。
山田町の高校生が、地元の小学校で防災出前授業を行いました。

(授業)
「大地震のあとには津波が来る。地震があったら高いところに集まれ」
山田小学校で防災出前授業を行ったのは山田高校の1年生12人です。
28日は5年生68人に東日本大震災だけでなく、チリで発生した津波が1万7000キロメートルも離れた三陸沿岸を襲ったことなど、過去の津波災害の歴史を伝え、防災意識の大切さを訴えました。

(児童は)
「遠くに逃げても津波はすぐ追いつくので、遠くじゃなく高いところに逃げることを知ったし、どんな小さな地震でもいつ津波が来るか分からないから、逃げることを知りました」

山田高校では授業の一環で震災や防災について学んでいて、次の世代に教訓を受け継いでいこうと3年前から防災出前授業を行っています。

(芳賀杏朱さん)
「過去にあったから、しかもいつ来るか分からない自然災害は。だから大切さや命を守るのを一番に考えてほしいし、津波の怖さとかそういうのを覚えていてほしいなと思います」

東日本大震災の発生時、自分たちも生まれたばかりだった生徒たちは震災を知らない世代に向けて、命を守る大切さを伝えていきます。







