ふるさと納税の仕組みを活用して大学への寄付金を集める、全国的にも珍しい取り組みが12月盛岡市で始まるのを前に、関係者が会見し、事業の説明を行いました。

27日は事業を行う盛岡市とIT企業のSCSK、寄付の対象となる岩手大学が合同で会見しました。
SCSKは、ふるさと納税の仕組みを活用した大学など教育機関への寄付金を集める取り組みを行っていて、盛岡市での実施は札幌市、秋田市に次いで全国で3例目です。

寄付金に対する返礼品はないものの、寄付した人は税金の一部が控除されます。
また寄付金が活用される活動を寄付する人が選ぶことができ、岩手大学では地域を学ぶ講義や学内施設の整備など、4つの活動を寄付の対象としています。

(SCSKニアショアシステムズ 中島英也社長)
「北海道では300万円以上が集まったと聞いている。岩手大学や盛岡市に興味のある方、このファン層を広げ、寄付文化の醸成ができれば」

1000円から行うことができる寄付の受け付けは、SCSKの特設サイトで12月17日に始まります。