岩手県大船渡市の大規模山林火災の発生からあすで1か月となります。今回の火災では小屋や漁具の焼損など地域の基幹産業にも大きな影響を与えています。養殖ワカメの漁師を取材しました。

(三浦秀悦さん)
「火が下から燃え上がって、もうこれじゃダメだと、あとはすぐさま戻って車で逃げました」
大船渡市三陸町綾里の漁師三浦秀悦さん(65)は山林火災が発生した当日の午後自宅近くに火の手が迫るのを見ながら母親を車に乗せて避難しました。

避難指示が解除され戻ってみると自宅はプラスチックが溶けたりガラスが割れる程度の被害でしたが自宅に隣接している漁具を入れた資材小屋は全焼していました。

(三浦秀悦さん)
「ここは倉庫です。漁具倉庫。ほとんどの資材はここに収めて」