7社が協力しながら魅力的な住宅を提案し、減少傾向にある受注が県外の会社へ流出するのを防ぎ、地域の活性化を図る。それがこのプロジェクトの狙いです。

(フリーダムデザイン 小池会長)
「私たち工務店は非常に裾野の広い業界なので私たちが頑張ることで地域にもお金が循環して非常に良くなるのではないか」

2024年8月に、金融機関や取引先企業の関係者を集めて行われた説明会で、案内所のスタッフの雇用や広告に必要な協賛金を募ったところ、1000万円余りの資金を確保し、スポンサーは100社を超えました。
プロジェクトへの期待の高さがうかがえます。
展示場は2026年2月までの開設期間で、700組の来場を目指しています。

そして開設期間が終了した後の1年間も含めた2027年2月までの2年間で7社合わせて住宅100棟の受注を目標に掲げています。
さらにその先の展望を副会長の村上洋樹さんは次のように話します。

(田村工務店 村上洋樹副会長)
「今回第1期がオープンということで2期目、3期目、4期目と長く地元工務店が力をつけて、今後の盛岡の家を守っていけるような団体に各社で成長していけたら良いなと思っています」

また、今回のプロジェクトでは、大手の発信力に対抗しようと公式SNSでこんな動画も配信しています。

(フリーダムデザイン 小池康也会長)
「新たな情報発信基地になりたいと思っています。ここに来ると新しい情報、楽しいユニークな人がいる。そんなブランドになりたいと思っている。博多の屋台街のように遊びに行くとなんか楽しい、なんか元気が出る、そんな団体になりたい」

普段はライバル関係にある工務店同士が手を組んだ異例のタッグ。
住宅の受注の減少や県外流出に抗う挑戦が始まっています。