大みそかの31日、盛岡市の老舗そば店では、名物「わんこそば」を年越しに食べようと観光客など大勢の人でにぎわいました。
「わんこそば」を提供したのは、盛岡市中ノ橋通にある明治40年=1907年創業の老舗そば店「東家」です。東家本店では今年、材料費や人件費の高騰などから大みそか用の弁当の製造数を大幅に減らし、代わりにこれまで大みそかは休んでいた「わんこそば」の提供を行いました。
31日は初めて「わんこそば」に挑戦する観光客や家族連れなどで店内は満席となっていました。
関西からの観光客は
「楽しい1年だった。100杯食べて良い年越しにする」
東京からの観光客は
「(わんこそばを)初めて食べました。来年も良い年になればいいなと思ってみんなで食べました」
山形からの観光客
「来年、勝負の年になるので、今回わんこそばを食べたみたいにやりきることを目標とする1年にしたい」
訪れた人たちは新しい年も細く長く健康で過ごせるよう願いながら「わんこそば」を楽しんでいました。東家ではわんこそばのほか大みそかの一日で持ち帰り用の年越しそば8000食を提供するということです。







