(五十嵐蘭さん)
「語らないじゃないですか、みんな。今なんか、月日が経ってくると語りたくても語れない人がいるというのも分かるので、そこを私たちが伝承活動をしている団体だからこそ補ってあげられればいいのかな」
最初は「語る気はなかった」と話す五十嵐さんですが、結婚して子どもが生まれてから考えが変わりました。

(五十嵐蘭さん)
「子育てをしていると子供たちは震災のことは全然知らないですし。あれだけの被害があって辛い経験された人もいっぱいいるからこそ同じ思いを子供たちにさせてはいけないよなって」
研修では町に出て実際に語り部の話を聞く機会も設けられました。

話すのは、五十嵐さんが所属する団体の代表を務める神谷未生さんです。