この日は月に一度の「健康体操」の日です。

「この左右の体の癖なんかを感じながら」

30度を超える暑さのため体の負担が少ないようにストレッチを中心に住民たちが体を動かしていました。
教えるのは健康運動指導士で末崎町在住の熊谷侑希さんです。

「いろんな方に参加してもらって長生きできるように、そういったののお手伝いがしたいなと思ってます」

居場所ハウスではこのほか、歌声喫茶や手芸教室など月に10回以上のイベントを行い、住民たちが顔を出したくなる仕組みづくりをしています。
人が集まる仕組みはほかにも…

「ざるそば大盛と。あっちさ行ってくるから、俺」

2015年からスタートしたランチタイムのみの食堂の運営です。

「なんでもおいしいので、はい」「正直に語らいよ」「正直に語ってましたよ」「ああ、そうすか」「お安いし」

自分たちの農園の野菜を使った小鉢がすべてのメニューに付き、手ごろな価格が人気です。

住民の居場所を作るために奮闘してきた11年間。鈴木さんの思いはひとつです。

「やっぱなるたけいっぱい来てもらうのが一番いいですし、来てもらってここで楽しんでもらうと。楽しかったなと思えるような場所になってほしいなと思うね」

「まちに居場所を」ーーー居場所ハウスの取り組みはこれからも続いていきます。