修繕する? しない?

札幌市区役所整備担当課 小原靖訓課長
「当初、こちらで想定していなかった不具合。昨年の4月に事業者から報告を受け把握した。安全性に直ちに影響を与えるものではなかったので、不確実な段階で公表することは控え、原因究明と修繕計画の策定を優先させた」

市は、リニューアルからわずか2か月後の2025年4月に事態を把握していた。
しかし、落下のリスクがなく安全性に影響がなかったので、1年以上公表しなかったという。
一方、市の基本設計では、剥がれた部分は「道産木材パネル」と書かれている。
このパネルが、なぜ剥がれてしまったのか?

札幌市区役所整備担当課 小原靖訓課長
「スチールパネルに天然木のシートを貼り付けたものを、『道産木材パネル』と称している。既存のシートでは窓の大きさに足りなかったため、費用面の関係で、既存のものに継ぎ足すような形で貼った」

木材パネルというと板をイメージするが、市は天然木をスチールパネルに貼りつけたものだと説明する。

そして、この天然木シート、窓のサイズに合う既製品がなく、高価な特注品を避けるため、シートを継ぎはぎして貼ったというのだ。
コストを優先させた判断が、逆に高くつく皮肉な結果を招いたのだ。