アメリカとイランによる戦闘終結に向けた協議が、パキスタンで11日午前から始まる予定です。イスラエルによる親イラン組織への攻撃が続くなか、協議が実際に行われ、ホルムズ海峡を含む緊張の緩和につながるのか、注目されます。

アメリカ トランプ大統領(NBCテレビの取材に対し)
「我々との交渉での発言と、メディアに対する発言は全く違う。彼らはとても理性的だ」

NBCテレビの取材に対し、イランの指導者たちについて、このように述べたトランプ大統領。イランとの和平合意について、「非常に楽観的」だと述べたということです。

こうしたなか、問題となっているのがアメリカとイランが停戦に合意した後もイスラエルが続けているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃です。

NBCテレビ
「トランプ大統領はネタニヤフ首相に対し、イスラエルによるレバノン攻撃を縮小するよう求めた」

ネタニヤフ氏はヒズボラへの対応をめぐり内閣に対し、レバノン政府との直接交渉を早期に始めるよう指示したと明らかにしました。交渉ではヒズボラの武装解除などを話し合うとしています。

イスラエル ネタニヤフ首相
「レバノンでは停戦していない」

停戦合意をめぐっては、アメリカとイスラエルは「レバノンは対象に含まれない」と主張する一方、イランと仲介国のパキスタンは「含まれる」としています。

イランの外務次官はアメリカとの協議に「イランの代表団は出席する予定だ」としていますが、「イスラエルがレバノンへの攻撃を停止した場合に限る」と警告しています。

パキスタンで11日午前から始まる予定のアメリカとイランによる協議。主要な議題となるのが、石油輸送の要衝ホルムズ海峡についてです。

アメリカ トランプ大統領 (9日)
「イランがホルムズ海峡を通過するタンカーに通航料を課しているという情報があるが、そんなことはあってはならないし、もしそうなら今すぐやめるべきだ!」

トランプ氏はイランによる通航料徴収は認めず、ホルムズ海峡の全面的な開放を求める姿勢を改めて示しました。

一方、イランの最高指導者・モジタバ師は声明を出し、ホルムズ海峡の管理を「必ず新たなレベルに引き上げる」としています。具体的な措置については分かっていません。

今回の協議により、ホルムズ海峡の完全な開放や原油価格の引き下げにつながるのでしょうか。