4年前、北海道旭川市でいじめを受けていた女子中学生が自殺した問題をめぐり、旭川市の今津寛介市長の発言で名誉を傷つけられたとして、女子中学生が通っていた中学校の当時の校長の男性が今津市長を刑事告訴しました。

告訴状によりますと、2025年8月に開かれた旭川市長選の公開討論会で、今津市長は元校長の65歳の男性について「いまだに反省の色をひとつも見せておりません」と発言しました。

男性は、この発言で社会的評価と人格的信用が著しく損なわれたとして名誉棄損などの疑いで旭川地検に告訴状を提出し、受理されたということです。

元校長の男性は「公職にある市長が根拠のない言葉で社会的評価を下げることは教育者としても市民としても看過できない」とコメントしています。

一方、今津市長は「事実関係を把握していないためコメントは差し控える」としています。