民間の調査会社、東京商工リサーチなどによりますと、札幌市の飲食店「たこキング」などの運営会社「K’sカンパニー」と関連会社「Hi‐position(ハイポジション)」が、10月24日、札幌地方裁判所から破産開始の決定を受けたことがわかりました。
負債総額は、2社あわせて約7100万円になるということです。
札幌市の飲食店運営会社「K’sカンパニー」は2008年12月に設立され、すすきの地区でスープカレー店「Chaosheaven(カオスヘブン)」と飲食店「たこキング本店」を運営していました。
人気店でしたが、コロナ禍以降集客が低下しその後も客足が戻らず、2024年10月期の売上高は3700万円に止まり、収益面においても赤字を計上していました。
また、2013年に設立された関連会社「Hi‐position」も、飲食店「たこキングすすきの店」と「たこキング苫小牧店」の2店舗を運営していて、2025年2月期の売上高は約4900万円を計上していましたが、収益面では赤字だったということです。
新型コロナ関連融資などでしのいでいたものの、先行きの見通しが立たないとして、10月15日に札幌地裁に破産を申請し、24日破産開始の決定を受けました。
負債額は「K’sカンパニー」が約3000万円、「Hi‐position」が約4100万円で、あわせて約7100万円になるということです。
なお、2社が運営していた飲食店「たこキング本店」と「たこキングすすきの店」については、事業譲渡され、営業は継続されているということです。







