45年ぶりにギターを購入 「選挙ライブ」で“お祭りみたいに”思いを伝える

選挙戦の合間に、パソコン教室では小嶋さんがギターを練習していました。街頭で選挙ライブをしようと、学生以来45年ぶりにギターを購入したのです。
(小嶋小百合さん)
「(選挙は)つまらないじゃないですか。だから選挙もお祭りみたいに、みんなでワイワイできればいいかなと」
“選挙=堅苦しい”というイメージを払拭したい、有権者に少しでも興味を持ってもらいたいという思いがありました。

2021年に声帯を手術し、高い声になるようボイストレーニングを続けていますが、あまり大きな声は出せません。
街頭演説がメインの選挙戦では不利な状況ですが、音楽にのせて自分の主張を伝えます。


歌は、知人のシンガーソングライターが作詞作曲したもの。「誰もが生きやすい社会を作ろう」というメッセージを込めています。
こうして、7日間の選挙戦を走り抜けました。
迎えた投開票日、小嶋さんは友人らと開票速報を見守ります。しかし、日付をまわってもなかなか出ない結果にやきもき。
そして、ようやく午前1時すぎ。

1700票を獲得して、定数32に対し29番目で当選を果たしました。

(小嶋小百合さん)
「できれば全国から『春日井に住めば、人生楽しく過ごせるよ』と来てくれるような春日井市にしたい」
女性として歩み始めたばかりの第二の人生。次は政治家として、多様性を認め合う社会のために一歩を踏み出します。

CBCテレビ「チャント!」2023年4月24日放送より