「原爆で苦しんでいる人に…」“乙女心”で折った千羽鶴
名古屋市に住む高橋登代子さん(87)と中村ゆき江さん(86)。70年前、千羽鶴を折った本人です。
(高橋登代子さん)
「原爆で苦しんでいる人に何かしたいということで鶴を折った」
当時はまだ物資の乏しい時代。
(中村ゆき江さん)
「キャラメル食べればキャラメルの紙も(折り鶴に)必要なのよ。折ったよね」

高橋さんたちは2009年に禎子さんの兄の雅弘さんに対面を果たし、感謝の言葉を送られました。
(禎子さんの兄 佐々木雅弘さん)
「とても感激しています。折り鶴がなかったら原爆の子の像も建たなかったし、平和の象徴としての鶴が世界中に飛ぶこともなかった」

去年12月ノーベル平和賞を受賞した日本被団協。現地では歴代受賞者を紹介する写真が並ぶ中、被団協は、禎子さんの折り鶴がシンボルとして映し出されました。
