減反によるコメ作り抑制の見直しは?
(小泉大臣)
ただ戻してはいけないと思っているのは、農水省は昨年、新米が出てきたらコメの価格は下がると言いました。でも結果は違いましたよね。8月から9月、この端境期を迎える時に新米が出てきたら価格は下がるのか、それとも上がるのか。これはどっちになるんだと世の中の皆さん思っています。上がり過ぎたものは下げにいくけど、中長期のことを考えていったら消費者が安心して買える環境と生産者がコメ作りのコストが報われるような環境を作っていく方向につなげていく、そこに向けての丁寧な説明が必要というのはこれから。
(大石)
これまでは事実上の減反を、ずっと続けてきました。完全に増産にかじを切るんでしょうか?
(小泉大臣)
できる限り作るのではなく、作りたいという思いの方を大切にしたい。よく農家の声も聞かないといけないので、今コメ農家にアンケートをしている。一人一人約70万人。この農家の中で国が増産すると言ったときに本当に増産したいと思っている人は、どれだけいるのかというと今のところの傾向で言うと若い世代の方は作りたい方が多い。よく見た上で基本的には、もう作らないでくださいという方向から変えていかないといけない時代。