新型コロナワクチン接種後に息子を亡くした、2組の遺族の思いを聞きました。因果関係はわからないとしながらも、救済を認める国の矛盾に憤りも。

あれから3年「時間は止まったまま」

東京都内に住む50代の女性。3年前の4月、当時27歳の長男を亡くしました。

(長男を亡くした女性)
「信じられないというか受け入れられないというか、受け入れたくないというか、3年以上たっているけれども時間が止まったまま」

健康上の不安はなかった長男。前の年に結婚し、妻と2人暮らしでしたが、3回目のワクチンを打った翌日でした。

(長男を亡くした女性)
「熱が40度台になって苦しいとLINEが妻にあった。帰宅したところ、リビングであおむけになって倒れていて反応のない状態だった」

救急搬送された病院で死亡を確認。肺からの大量の出血や、心不全などが死因とされました。