“廃線検討” 他のローカル線でも…長良川鉄道は開業以来「赤字」

厳しい経営が続く赤字ローカル線は他にも…。
(長良川鉄道社長 山下清司 関市長)
「通学の生徒たちが困らないように必要な部分を残すために、一部地域の廃線も視野に入れて構築する」
岐阜県美濃加茂市の美濃太田から岐阜県郡上市の北濃までの約72キロを結ぶ第3セクターの長良川鉄道。39年前の開業以来、毎年赤字となっています。
社長を務める関市の山下清司市長は今月3日の市議会で、一部区間の「廃線」を検討していることを明らかにしました。

長良川鉄道も郡上市の北部を中心に利用者は年々減少。今年度は76万4000人とピーク時の半分以下に減り赤字額も4億5700万円の見込みです。
地域にとってはなくてはならないローカル線。赤字が続く中、難しい判断に迫られています。