愛知県岡崎市で室町時代から伝わる伝統の野菜「法性寺(ほっしょうじ)ねぎ」の出荷が最盛期を迎えています。
「あいちの伝統野菜」に認定されている「法性寺ねぎ」は、岡崎市にある法性寺の僧侶が、室町時代に京都から持ち帰って植えたのが始まりとされています。


全体的に柔らかく、甘みや香りが強いのが特長で、16戸の農家が栽培しています。

今シーズンは気温が高く雨が少なかったことなどから、1か月ほど生育が遅れ、出荷量も1割から2割ほど少なくなっているものの、例年通りおいしいネギができたということです。


(生産者 安里壮貴さん)
「香りがすごく良いので、香りを重視して料理してみるのも面白いと思います」
法性寺ねぎは3月中旬頃までにおよそ60トンが出荷される見込みで、JAあいち三河の産直店を中心に販売されています。
