ドクターイエローに代わる“検査システム”
続いて、“未来の新幹線”を取材。JR東京駅でCBCテレビ・大石邦彦アナを出迎えたのは、JR東海・丹羽俊介社長。JR東海の最新の技術開発を紹介してもらいます。
ホームに入ってきた新幹線の行き先表示には「試運転」の文字。丹羽社長によると、普段は見ることができない「技術開発専用」の車両とのこと。通常ダイヤの隙間で走行し、未来の新幹線の技術開発を行っています。


車内には精密機械がずらり!モニターに映っているのは電線です。丹羽社長によると、いろいろな金具類をチェックするための仕組みとのこと。
“新幹線のお医者さん”と呼ばれる検査車両「ドクターイエロー」にも搭載していない技術です。JR東海が所有する車両は2025年1月で引退。代わりに、客を乗せる列車で検査できるシステムを開発しています。


屋根の上に設置されたカメラで電線を撮影し、その映像をAIが解析。金具に異常がないかを判定する国内初の技術です。
東京~新大阪間にある金具は約40万個。細かい検査のため、ドクターイエローでも行えず、現在は職員が巡回し、目で見て点検しています。この最新技術が導入されれば、負担は大幅に減らすことが可能です。