生ビール7杯と梅酒ソーダ割りを飲んで運転
白坂被告は裁判で、酒を飲みひき逃げしたことは認めた一方、「一つ手前の交差点までは記憶がありました」などと話し、起訴内容の一部を否認。弁護側も「危険運転致死の中でも軽い部類」などと主張しました。

一方の検察側は白坂被告が事件前、少なくとも生ビール7杯と梅酒ソーダ割りを飲んで車を運転し、減速することなく時速約60キロで赤信号の交差点に進入し被害者をひき逃げしたと指摘。
さらに、帰宅後、交際相手と一緒に現場近くに戻り現場手前で「このあたりから記憶ないもん」などと発言したと主張しました。

検察はこうした悪質性や危険性、さらに歌乃さんに一切落ち度がないことなどから懲役13年を求刑。
歌乃さんの父親は法廷に立ち「本当は被告を死刑にしてほしい」「歌乃の生きた20年と同じ、20年、刑務所で罪を償ってください」と力を込めました。