夜間などの保守点検で“視認性が良い”ことから「黄色」に
【名古屋市内】
(40代)「子どもが乗り物が好き。一度も本物を見たことがないので、見られないまま引退すると残念」
(30代)「できれば(子どもと)一緒に見て、写真を撮れたらいいな」
(20代)「”幸運を呼ぶ“みたいなイメージ。子どもの頃の憧れもあったので、ちょっと寂しい気がする」
また、鉄道ファンが多く集まる愛知県一宮市のカフェでは…
(鉄道模型カフェ 浪漫・坂﨑昇オーナー)
「子どもを含めてファンが多い。昔は本当に情報が少なかったから会えると幸運だなと」


そして、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」でも…
(40代)
「見えたら”ハッピーイエロー“。なくなるのはさみしい」
こちらにはかつて使われていた「ドクターイエロー」が展示されています。


(JR東海 森岳志さん)
「黄色というのがなかなかない。まずはぱっと正面を見て『ドクターイエローだ』と喜んでもらえる。目を輝かせて来ていただけるので、すごく親しまれているなと」
ドクターイエローは1974年にデビューし、2001年からは現在の700系仕様のものが使われていますが、設備の老朽化が引退の理由だということです。

元々、夜間などに保守点検を行う際、視認性が良いことからそのボディーは「黄色」が採用されていましたが、引退後は「のぞみ」などに使われてい「N700S」に専用の機器を設置し、乗客のいる状態で設備点検を行う予定で、目を引く黄色の新幹線はこれでお別れとなります。

JR東海は、これまで支えて頂いた皆様への感謝の気持ちを込めてイベントの実施や記念グッズの販売などを計画しているとしています。