防災バッグに「コンサートで買ったペンライト」「こぼれないお菓子」

原田さんは子ども用の防災バッグを普段使いさせています。
その理由について…

(原田さん)
「日帰りで旅行に行くときになど、そこで災害に遭ったときに対応できるように」

中身のポイントは、3歳児でも持ち運べる“最低限の量”。自分一人で背負って逃げるためです。そのため、水は入れていないとのこと。

気になる中身は…

唯花ちゃん(3歳)の防災バッグの中身

<唯花ちゃんの防災バッグの中身>
□着替え
□オムツ、吸水ライナー、非常用トイレ
□おもちゃ
□ハンカチとティッシュ
□アルミブランケット(寒さ対策)
□カイロ
□おやつ
□ペンライト
□歯ブラシ
□個人情報が入ったファイル

3歳の唯花ちゃん、普段オムツは使いませんが、災害時にはストレスで失敗しやすくなるだろうとオムツのほかに吸水ライナーも準備しています。また、避難所では退屈してしまうので、おもちゃを持っていきたいところですが…

(原田さん)
「避難所は静かなので、子どもの声でも敏感になる人もいる」

音が出ず静かに遊べるものをと、絵本や折り紙などを入れていました。さらに…

おやつは小さな ようかん、あめなど普段から食べているものが入っています。「食べ慣れていること、そして、音が鳴らずボロボロこぼさないもの」がポイント。クッキーやせんべいは避けているそうです。

また、ペンライトは原田さんが2年ほど前に行ったアイドルのコンサートで購入したもの。

なぜこれが必要なのか…

(原田さん)
「最低限の明かりの確保だけでなく、ストレスを和らげられる」

懐中電灯のようには使えませんが、6色に変化するので、不安な災害時に役立ちそうです。