こうした問題について、市民の関心と理解を求める声があがっています。

「巨大太陽光発電事業計画を知っていますか?」と書かれた1枚のチラシ。

市民による有志の会が作成しました。

会のメンバーは取材に対して、賛否を問うのではなく、計画を市民に広く知ってもらい、メガソーラーについて正しく理解し、自分の事として関心を持って欲しいと訴えます。

一方、松江市は開発について、動きがある毎に事業者から報告を受けているといいます。

松江市 環境エネルギー部 余村公彦 次長
「逐一、報告はある。(事業者からは)事業が固まっていない段階で説明すれば、市民に不安を煽るのではと考えておられているが、自治会や公民館や市と相談して説明会を早めてやっても良いと言っておられた。」

市は、景観や雨の影響についても担当部署と協議をして進めるよう事業者に伝えていて、説明会にも同席する考えだといいます。

松江市 環境エネルギー部 余村公彦 次長
「外資系といいましてもきちんと説明責任を果たして合意をもって進めていただくのが良いことだと思うので、市も再生可能エネルギーの導入に向けて一緒に取り組んでいきたいと思っています。」

事業者は、取材に対し、大規模な設備が建つことで地域住民の関心や懸念があることは理解した上で、必ず説明をすると回答しました。

松江市の住宅街に計画中のメガソーラー。
まずは、市民の理解と安心を担保するための説明責任が求められています。