高病原性鳥インフルエンザ感染の確定を受けて、鳥取県米子市内の養鶏場で進められていた約7万5000羽のニワトリの殺処分は、4日午前1時17分に完了しました。今後は処分したニワトリを埋める作業や消毒作業を進め、数日のうちにはいわゆる「防疫措置」全体が完了する見込みです。

米子市内の養鶏場では、先月25日から30日までに、1400羽以上のニワトリが死んでいるのがみつかり、特に30日は1日で700羽が死んでいました。

遺伝子検査をしたところ、高病原性鳥インフルエンザの感染が確定したため、鳥取県は今月2日の朝8時から養鶏場の約7万5000羽のニワトリの殺処分に入りました。

殺処分を含む防疫措置は、派遣された県職員にJAなどの関係者も加わり、1チーム150人が6時間ずつ4交代で、24時間体制で進められ、県によりますと、4日午前1時17分に7万5137羽(羽数精査中)の殺処分が完了しました。

今後は処分したニワトリを地面に掘った溝に埋める埋却や、養鶏場や周辺の消毒の作業を進め、数日のうちにはいわゆる「防疫措置」全体が完了する見込みです。