鳥取県大山町の国立公園大山で25日、登山中の男性が両足をつり自力での下山が困難になったとして、警察や消防に救助されました。

琴浦大山警察署によりますと、救助されたのは山口県田布施町の団体職員の男性(61)です。

男性は、25日午前9時ごろ、同伴者と4人で夏山登山道から登山を開始しましたが、9合目付近で左足がつり、休憩したということです。しかし、その後、両足がつったため、自力での下山が困難になり、同伴者が110番通報し、救助を要請しました。

要請を受け、警察と消防の救助隊で救助活動を開始し、午後1時20分頃、男性と接触。その後、男性は自力歩行が可能な状態まで回復したことから、救助隊らが同伴して下山しました。

男性は、登山歴が1年未満で、大山を登山するのは、初めてだったということです。

琴浦大山警察署は、秋の山は朝晩の寒暖差が激しく、天候も変わりやすいため、体調に異変を感じたらためらわずに引き返して欲しいと注意を呼び掛けています。