中嶋さんが語るのは鳥取に伝わる民話で、本で調べたり地域のお年寄りから聞き取ったりして全て自分で用意したもの。
その数じつに160話以上。

原稿は手書きで、話しやすく聞きやすいようにと何度も手直しをし、時には話の雰囲気を直に感じるため、舞台となった場所にも出向いたといいます。

そして、日々の練習も欠かしません。

Q:民話を語る喜びとは?

中嶋須美子さん
「大人の方たちには子ども心にかえって楽しんで聞いていただければ最高ですし、子どもさん方は、おもしろかった、楽しかった、昔話の本を読もうと思いますという感想をもらいました、うれしくなります」

図書館や博物館、所属する読み聞かせのボランティア団体などで定期的に語っているほか、単発の依頼もあって、忙しい月は毎週のように出かけます。