しかし全て韓国に輸出されていて島根県特産の水産資源だとほとんど知られていないだけでなく、生物学的な研究も進んでいなかったということです。

今回、山口さんが1年半にわたって詳細に飼育観察して独特の生態が判明し6月の国際学術雑誌に発表しました。


島根大学 生物資源科学部 山口陽子 助教
「ヌタウナギっていうのは先行研究ではミミズのように(海底に)大量にいるって言われてたんですけれども、今回の研究で、1匹が非常に長く50年近く生きることがあるっていうのと、後は産卵するのが2、3年に1回しか産卵しないで非常に1度減ってしまったら資源回復に時間がかかるっていうのが分かりました。」