設計・工事を担当 アトリエ結 原優里さん
「この阿用の地区を吉田さんがすごく大事に思っていたので、その地区を見渡せるような窓を設けたりとか、光が柔らかく入ってくるような場所を作ったり、建物の梁をしっかり見られる空間を作るということを考えた」
「あの塀の色は昔からの色?」
「外は何もリフォームしていない。」
「外からみたらすごい御殿みたい」
古民家の良さも残しながら、世界中の旅人を受け入れる「ゲストハウスIKIRU」。
オープンの日、吉田さんは誰よりもまず、近所の人を招待し、妻・美咲さんとともに、阿用への思いが詰まったゲストハウスを披露しました。
近所の人
「ここをこういうゲストハウスにしようと考えたのは、なかなか良かったと思う」
「ちょうど私の息子と同じ歳で、息子が帰ってきたような気がしている」
ゲストハウスIKIRUは、2人部屋、4人部屋の個室のほか、仕切りのある2段ベッドの相部屋「ドミトリー」など、最大12人が宿泊可能。
共用スペースでは、宿泊者同士が言葉を交わし、自由に調理することもできます。
オープンの日には、雲南市の石飛市長も見学に訪れました。
雲南市 石飛厚志 市長
「本当に田園風景の中で、こうした中に人とつながっていく。来られた方も地域の皆さんもつながりが出来ていく。IKIRUという施設、素晴らしいなと思っている」