電力会社が佐渡市で行っている脱炭素の取り組みを紹介します。
2023年12月から始まった「メガソーラーと蓄電池による電気の供給」。
ただ、課題となっているのは、離島ならではのある事情です。


佐渡市栗野江にある金網に囲まれた施設。
東北電力ネットワークの職員に案内された先にあるのはメガソーラーです。

太陽光発電システム『ひかり、の、ちから栗野江』は、東北電力ネットワークが2023年12月に運転を始めたメガソーラーです。

【東北電力ネットワーク佐渡電力センター発変電課 松原勲さん】
「1枚で545Wの規格の発電用の太陽電池のモジュールとなっている」

もともと高校の農業実習場だった2万平方mに3432枚の太陽光パネルが並び、1年間の発電で佐渡の500世帯の電力を賄うことができる島内最大の太陽光発電となります。

ただ、佐渡で自然エネルギーを活用していくには、離島が抱えるある課題を解消する必要があります。

「離島ということなので、本土とは電力系統が連携をしていないというところがある。再生可能エネルギーの発電量をいかに有効活用して、皆様の電気の使用に支障が出ないようにお届けしていくかというところが課題となっている」