後楽園球場の『スノーフェスティバル』は「ふるさと町民音頭」で締めくくられました。
小さな過疎の豪雪地が町を挙げて取り組んだ3日間の『東京の雪まつり』には、予想を上回る4万5000人が訪れ、大成功を収めたのです。

【当時の総務課長 矢野学さん】
「都会の子どもたちやお母さん方が、雪の洞穴を掘ったり、雪をかき落としたりしていっぱい遊んでくれた。我々は雪国にいながら、そういうことを知らない、しない。むしろ『おれのところは雪が降るんだよ』という自慢を雪の降らない人たちにできるような町おこし、村おこしが必要なんじゃないか」

このイベントだけで豪雪や過疎の悩みが解決するわけではありません。
町の人たちが得た貴重な体験を育てていく本当の地域おこしのスタートはこれからでした。