青森県八戸市に本社を置く老舗弁当店・吉田屋の弁当を食べた人から体調不良の訴えが相次いでいます。
仕事や学校に自宅で作った弁当を持っていく人は多いと思いますが、気を付けなければいけないのが食中毒です。実は、これからの季節も細心の注意を払わなければならないのです。弁当に潜む危険について調べました。
調査するのはBSN報道部の酒田暁子部長のお弁当。成人した3人の子どもを持つ働くママが作った弁当を持って、新潟市保健所を訪ねました。
鶏のから揚げやブロッコリーのごま和えなど、見た目も栄養も考えられたお弁当です。しかし“弁当に潜む危険”を新潟市保健所の堀澤さんは見逃しませんでした。

【新潟市保健所 堀澤千栄子 副主査】
「トマトのヘタを付けたまま入っています。トマトのヘタなどは細菌が多いので、トマトはヘタを取って入れてもらえたら」

トマトの表面は細菌が落ちやすいのですが、ヘタはねじれていたり、くぼみがあったりするため細菌が落ちにくいそうです。
さらに、注意点がありました。
【新潟市保健所 堀澤千栄子 副主査】
「半熟の卵焼きをお弁当に入れることがあると思うのですが、半熟だとその中にサルモネラ菌がいて、お弁当の中で常温で保管すると増えてしまうことがある」

こちらの弁当に入っている卵焼きは、しっかり火が通っていて問題はないということですが、お弁当に入れる卵焼きはしっかりと火を通したほうがいいようです。