事務所長の池亀さん(55歳)が、筒石区自治会長の池亀さん(65歳)に連絡を取ってくれましたが、

【筒石区自治会 池亀芳一会長】
「漁師の先輩方からの話を聞いているだけでしかわからない…」

港が電柱のある場所から今の場所に移ってきたのは1963年ごろのことなので、当時の様子を知っているのは、さらに上の年代の人だということです。

ということで自治会長の池亀さんが、80代の地域住民に連絡を取ってくれました。池亀さんたちの情報をまとめると…。

港が移転する前の1953年頃に撮影された写真には、電柱が立っている場所に港があった時の様子が見て取れます。
その後、国道8号の整備や船舶の大型化を理由に、港は今の場所に移りましたが、なぜかあの電柱だけはそのまま残されて、今に至るということです。

この不思議な光景には、街や産業の発展の歴史が隠されているのがわかりました。
取材にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!