明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟の4日に行われたホーム開幕戦には、サポーター2万5000人が詰めかけ、スタジアムが熱く盛り上がりました。今シーズンから、スタジアムの収容人数は100%。全席で声出し応援も可能になり、ウイルス禍前のような盛り上がりを見せます。
サポーター歴が約15年の川崎希代美さんは、ホーム開幕戦に向けて作った新しいゲートフラッグ、通称ゲーフラを持ち、声援を送りました。

制作を始めたのは2日のことでした。仕事を終えたあと、休む間もなくゲーフラ作りへ。写真を写して下書きした布に、青色のアクリル絵具で顔を描いていきます。

今回のゲーフラは、新加入の太田修介選手。

【川崎希代美さん】「新潟に来てくれて、しかも周りに知り合いとか誰もいない状態で、結構勇気というか、すごい決断だったと思うので、その辺で頑張って欲しいなと」

一番の難関は、髪の毛のつや部分だそうで…
【川崎希代美さん】「どうしようかなって思って『攻めすぎるとおかしくなりそう』な怖さもあるので」

髪の毛部分だけで4時間あまり。アルビ愛が希代美さんの筆を走らせます。
そして、ついに…
【川崎希代美さん】「(Q出来栄えは?)いい感じで髪の毛もそこまでおかしくなくできたかなって」
想いを込めた太田選手の旗を手にホーム開幕戦を迎えました。
【川崎希代美さん】「(フラッグ)あげて、気付いてもらえたら嬉しいなと」「(太田選手が)前節見せたようなスーパーシュートをまた見たいですよね、3本くらい(笑)」
その思いは届くのでしょうか…
試合は先制を許す展開の中、MF伊藤涼太郎選手のゴールで同点に追いつくと、前半終了間際、フリーキックのチャンスで太田選手が見せました。浮き球を左足でネットに突き刺します!
後半、同点ゴールを許したアルビは、サポーターの声援を力に逆転を狙いましたが、最後までネットを揺らすことができず試合終了。今季、ホーム初白星は次節へ持ち越しとなりました。

初のビッグスワンで自分のフラッグを見つけた太田選手は…
【MF太田修介選手】「ホーム開幕にも関わらず、そうやって掲げてくれているのはすごく嬉しかったですし、その数というのを増やせるように僕自身もっと活躍していきたいなというふうに思います」
太田選手、次節もホームでサポーターに存在感をアピールしていきます!