新潟県胎内市の養鶏場のニワトリが高病原性鳥インフルエンザに感染していること分かり、およそ68万羽の処分が始まりました。県は自衛隊に災害派遣を要請し、24時間態勢で対応に当たっています。

白い防護服を着た作業員。白い卵が並んでいるのが見えます。鳥インフルエンザが発生したのは胎内市にある採卵用の養鶏場です。

【記者リポート】「炭酸ガスと書かれたボンベが多く運び込まれ、また白い防護服を着た作業員の方も出入りしています」

遺伝子検査の結果6日午前、高病原性鳥インフルエンザ陽性が確定し、午前10時に飼育しているおよそ68万羽の処分が始まりました。

今年1月に村上市の養鶏場で処分された129万羽に次ぐ多さで、県は自衛隊へ災害派遣を要請しました。

6日は県職員や自衛隊合わせて125人で作業を進めていて、午後4時までにおよそ2万6400羽が処分されたということです。

24時間態勢で作業を進め、終了まで1週間ほどかかる見通しです。

また県は、半径3キロから10キロ圏内の養鶏場に対しニワトリの搬出を制限し、養鶏場の近くの4つの地点に消毒ポイントを設けたほか、県内全ての養鶏場に対して、注意を呼びかけています。