新潟県は3日、国が監修したガイドラインに基づく対応をしたうえで、県内の港への国際クルーズ船の受け入れを再開すると発表しました。再開は3年4か月ぶりです。

県によりますと、国際クルーズ船の受け入れ再開の条件としてクルーズ船の運航会社に対し、乗船前に行う乗客の新型ウイルスの検査やスクリーニング、船内の感染予防対策といった感染症対応計画について、第三者機関の認証取得または宣誓書の提出を求めるほか、県としても、管理する港での感染防止対策を実施するとしています。

また受け入れの判断基準として、目安として入港2週間前の県内の新型ウイルスの感染状況が「レベル1」または「レベル2」は受け入れを可能とする一方、医療がひっ迫する状況となった場合には、受け入れしない方針です。また、船内で感染者が発生した場合は運航会社や保健所などと連携し、対応にあたるとしています。

新潟県内へのクルーズ船の寄港は2019年11月、新潟東港に「ダイヤモンド・プリンセス」号が寄港して以来、3年4か月ぶりで、11日には新潟西港にクルーズ船「アマデア」号が寄港するなど、今月は合わせて3隻のクルーズ船が新潟に寄港する予定です。

(画像は2019年5月に寄港した「シルバーエクスプローラー」号の様子です)