「必要な人にお金が行けば…」予算案を歓迎も、心配なことが…

新潟市中央区の谷山花奈さん(34歳)と雅楽ちゃん(8か月)です。去年7月に夫の転勤で東京から引っ越して来ました。夫は仕事のため、日中は谷山さんが1人で雅楽ちゃんの育児に追われています。

【谷山花奈さん(34)】「子ども育てていく上で、どうしてみんな子どもを産みたくないかというと、やはり一番はお金だと思うんですよ」

谷山さんは出産前、東京での妊婦検診などに20万円以上の費用がかかったそうです。これから子どもの養育費に出費がかさむことを心配しています。

そんな中、県が15日に示した新年度予算案。子どもの入園や入学などの節目にお5万円を受け取れる制度など、子育て支援に重点が置かれています。「子育て世帯への応援メッセージ」を嬉しいと受け止めます。ただ、今回の子育て支援の予算案について、別の使い道もあるのではと考えています。

【谷山花奈さん(34)】「全員にお金をあげるのではなくて、必要な人にお金が行けばいいと、私は思います。第一子、第二子、第三子と産んでも大丈夫な世の中。生活が脅かされることもなく、安心して産めるような世の中になって欲しい」

また、こどもの医療費や保育費、給食費など、どうしても必要な費用の負担を減らしてほしいと訴えます。