世界遺産登録に向けて“地元の関心”も重要

【相川車座 岩崎元吉士 代表理事】「今のところ相川で宿泊施設や飲食店が足りていない状況でありますので、そういったところを“ディグタウン”に絡めて充実させていきたいなと思います」

週1回、地元の踊り手たちが相川車座の代表、岩崎さんの店に集まり佐渡おけさの練習をしています。

【佐渡おけさの踊り手】「佐渡おけさは大事な文化なので、観光客が増えることも大事なのですが… まず地元で(佐渡おけさを)守っていって、私たちが楽しくしていれば観光できた人にも楽しさは伝わっていくだろう」

“地元が、世界遺産にどれだけ関心を持っているのか”
世界遺産コンサルタントのバリー・ギャンブルさんはイコモスの調査では、その点も注目されると指摘します。

【世界遺産コンサルタント バリー・ギャンブルさん】「(イコモスは)佐渡の観光客を受け入れるコミュニティーの仕事もチェックします。私も佐渡市のコミュニティーに会ったことがあります。彼らは遺産の管理にすごく関心がある」

地域の対応という点では、増加する観光客への対応もポイントになります。